N

アイコン 意味
戦闘や事故で失った場合(沈没、墜落)や損傷した場合、艦船などの内部で事故や事件がおこった場合の意味です。自軍や同盟軍、所属機関、所有会社が行った沈没処分や破壊処分、漁礁としてまたは演習で使用して沈めた場合にはこのアイコンは付けません
戦果や功績、各機関に寄贈された場合の意味です。戦争などで沈没し、何十年後に発見された場合もこのアイコンです
映画やTVドラマ、ドキュメンタリーに使用された場合の意味です
参考文献、小説や書籍に登場する事柄です
インターネットやTVゲームに登場する事柄です
不可解な事故&事件およびUFOなど超常現象に遭遇した事柄です


※ナショナル・スチール&シップビルディング社 National Steel & Shipbuilding Company(NASSCO)は1905年にカルフォルニア鉄工所 California Iron Worksとして生まれたが、1922年にナショナル鉄工所 National Iron Worksに改名。1944年に陸軍の艀を建造して造船に拡張したが、第二次大戦後にマグロ漁船に建造を切り替えた。同社は、1949年にリンチ・シップビルディング社 Lynch Shipbuilding、1957年にマーチノリッチ・シップビルディング社 Martinolich Shipbuildingの2つの近隣の造船所を取得し、ナショナル・スチール&シップビルディング社(NASSCO)に社名を変更。1960年にその時の市場での可能性は、1974年にモリソンクヌーセン Morrison-Knudsonが他の2社を買収したにもかかわらず、モリソンクヌーセン、ヘンリー J. カイザー Henry J. Kaiser、およびF. E. ヤング F. E. Youngの3大建設会社によって買収された事によって反映された。NASSCOは1970年代から1980年代の好況を経て成功を収めたが、1989年にモリソンクヌーセンは同社を従業員に売却。しかしそれはうまくいっていた。1998年に所有者のマネージャーはジェネラル・ダイナミックス General Dynamicsに$4,150,000で販売。以来、ヴァージニア州 Commonwealth of Virginiaのノーフォーク Norfolk、ヴァージニア州ポーツマス Portsmouth、ワシントン州 State of Washingtonのブレマートン、フロリダ州 State of Floridaのメイポート Mayportにて各造船所を取得することで、修理事業をさらに拡大した
2018年7月11日に遠征用機動基地ミゲル・キース Miguel Keith(T-ESB-5)建造中、事故によりドック内が水浸しになる(12
Creation of the USNS John L. Canley (ESB 6). General Dynamics NASSCO.


※ニュー・イングランド・シップビルディング社は、メイン州 State of Maineのサウス・ポートランド市 City of South Portlandにある造船所であった。造船所は、第二次世界大戦によって生じた需要を満たすために、それぞれ1940年と1941年に設立されたトッドバス・アイアン・シップビルディング社 Todd-Bath Iron Shipbuilding Corporationとサウス・ポートランド・シップビルディング社 South Portland Shipbuilding Corporationを1943年に合併させてできた造船所である。ニュー・イングランド・シップビルディング社のイースト・ヤード East Yardとウェスト・ヤード West Yardで船を建造し続けた。ニュー・イングランド・シップビルディング社は、第二次大戦の軍事生産契約の価値において、アメリカ企業の97位にランクイン。イースト・ヤードとウェスト・ヤード両方とも戦争後に閉鎖。2ヤードは合計266隻の船を建造。イースト・ヤードで154隻、ウェスト・ヤードで112隻。イースト・ヤードで建造された最初の30隻は、イギリス向けに建造されたオーシャン級貨物船であった。残りの船舶は、海洋クラスから派生したEC2-S-C1型貨物船“リバティ・シップ”の設計であり、海事委員会のために建造。その中にはサン・フランシスコの博物館船として保存されている“リバティ・シップ”のEC2-S-C1型貨物船ジェレマイア・オブライエン Jeremiah O'Brien(MCハル806)があった。多くの博物館船とは対照的に、彼女はサン・フランシスコ湾で定期的なクルーズを行い、沿岸警備隊とアメリカ海運局の基準に準拠して航行可能な状態にある
※アメリカ国内で各造船所が1942年8月16日に8隻同時進水という記録を打ち立てている。イギリスのオーシャン級貨物船5隻(造船所記号ハル19〜ハル23)Ocean Wayfarer、Ocean Stranger、Ocean Traveller、Ocean Seaman、Ocean Gallant、バス鉄工所 Bath Iron Worksの2隻の駆逐艦コンウェー Conway(DD-507)、コニー Cony(DD-508)、そして“リバティ・シップ”のEC2-S-C1型貨物船イーサン・アレン Ethan Allen(MCハル204)。この日はイーサン・アレンが先に進水した
。建造ピーク時に造船所には30,000名の労働者がいた

↑Image courtesy of Navy History - Oilers.


※ヴァージニア州の大西洋に面したニューポート・ニューズ Newport Newsにあるこの造船所。1886年にチェサピーク・ドライ・ドック&コンストラクション社 Chesapeake Dry Dock & Construction Co. として創立され、1890年にニューポート・ニューズ造船所 Newport News Shipbuilding & Construction Co. と社名を変更。当初は小型商船の建造を手がけていたが、1897年に砲艦3隻を引き渡したことでアメリカ海軍との取り引きが始まる。そののち、戦艦も建造したが、第一時大戦後のネイヴァル・ホリデーに遭遇して軍艦建造契約が多数キャンセルされ、豪華客船等を含む商船以外にも水力タービンや鉄道車両も生産せざるおえなくなったという。第二次大戦の1941年には、ノース・カロライナ州 State of North Carolinaに別の造船所を設立して、戦争終了まで貨物船243隻を建造したが、戦後閉鎖している。他に多数の航空母艦を建造。戦後も多数の航空母艦を建造している。同社は航空母艦から駆逐艦等の水上艦船はもとより、原子力潜水艦まで切れ目なく建造を続けてきた。1968年9月に石油開発などで有名なテネコ・グループ Tenneco Groupの傘下に入る。1996年にテネコ・グループの傘下を離れ独立会社に戻ったが、2001年11月からノースロップ・グラマン社 Northrop Grummanの傘下に入り、ノースロップ・グラマン・ニューポート・ニューズ社 Northrop Grumman Newport Newsと社名を変更
※従来の工場から程近いジェームズ・リヴァー James Riverを干拓して0.60平方qのノース・ヤードを建設した。この結果、現在の工場敷地は2.22平方kmになっている。建造ドックを含め7個の乾ドック(1番ドック〜4番ドック、10番ドック〜12番ドック)と1個の浮きドックがある。付帯するクレーンは、ガントリーを含め22t〜900tにおよぶ。作業環境を良くして能率を向上するため、材料加工からブロック組み立てまでに至るまで建屋内での作業を推進おり、現在は全部で44,540平方mの建屋内で300tまでのブロックを建造できる。1983年にモジュール建造方式の採用に踏み切る。この結果、広さ11,150平方m、高さ10階建てのモジュール艤装施設が完成。この建物は空気調整も行え、デリケートな電子機器の厳格な保守要求にも応じられる。同社の営業活動は、艦船建造、艦船オーヴァーホールと核燃料補給、水上艦と潜水艦の新造と改造の設計および商船建造と修理の4本柱で支えられている。目下の最大の計画は、12番ドックの拡張工事(約490m→662m)、内業工場の自動化、総合核燃料補給施設の建設。そして、最近は“全力前進”工程革新計画という艦船と商船の建造時間を半減する計画を始めている
2022年2月現在の同造船所の航空母艦の作業
2023年2月9日にMulti-Class Submarine Production Facilityの起工式が行われた。また、同部門では原潜建造部門の人員不足解消が実現した。これにより、人員不足に起因する建造遅延の解消が期待される
Naval Sea Systems Commandによると、海軍はHIIのNewport News Shipbuildingに対し、QOL向上のための7800万ドルの契約変更を行った。NAVSEAはLinkedInへの投稿の中で、この資金は、ニューポート・ニューズの造船所で給油や複雑なオーヴァーホールに従事する船員や民間人が利用できる“空母給油オーヴァーホール・ワークセンター Carrier Refueling Overhaul Workcenter”のためのものだと書いている。“この建物は、船員と造船業者のためのオフィススペース、フィットネスセンター、カウンセリングオフィス、および船員がRCOHを実行している間に利用できる他の領域を含む船の近くに約80,000平方フィートの専用スペースを提供する”とLinkedInの投稿は読んでいる。“RCOH船員専用の作業センターを設立するというニュースは、駐車場の問題を軽減するためにニューポートニュースに2,000以上の新しい駐車スペースを持つ新しい駐車場を建設するという先月の発表に続くものです”と投稿は続く。 2024年7月12日の国防総省の契約発表によれば、この工事は2026年6月までに完了する予定だという。空母のプログラム責任者であるケイシー・モートン海軍少将 Rear. Casey Motonは最近USNI Newsに対し、海軍は原子力汎用航空母艦ジョン C. ステニス John C. Stennis(CVN-74)のRCOH期間中、船員の生活の質を向上させるためにいくつかの変更を行ったと語った。そのひとつが、船員がふたたび乗船する前に達成しなければならない新しい居住性基準の設定である
2024年8月、ニューポート・ニューズ造船所は、ヴァージニア造船所でオーヴァーホール中の潜水艦に配属された米水兵のための2つの新しい施設の建設を請け負っていることがUSNI Newsの取材で分かった。Naval Sea Systems Commandの広報担当者がUSNIニュースに語ったところによると、この2棟の建物は$9,000,000の予定で、1棟には調理室と水兵のための住居が、もう1棟には作業スペースが設けられる。HIIは、コロンバス Columbus(SSN-762)が現在エンジニアリング・オーヴァーホールを受けているニューポート・ニューズの乾ドックの近くに新しい施設を建設する。ボイシ Boise(SSN-762)はロサンゼルス級攻撃型原潜で、オーヴァーホールを待つ間の長年の遅れのために潜水証明を失ったが、造船所の乾ドックに入っている。将来の施設は、海軍が先月HII社に$78,000,000の契約修正を与えて建設した、CROWとしても知られる空母給油オーヴァーホール作業センター carrier refueling overhaul work centerと類似している
下院軍事委員会は、ニューポート・ニューズ造船所の潜水艦と空母の標準以下の溶接を調査していると、委員会は2024年9月27日に発表した。9月26日のUSNIニュースの報道を受け、議員たちは現在、ヴァージニア州の造船所で、現在就役中の潜水艦に使われている溶接が、いかに適切な溶接手順に違反していたかを調べている。USNIニュースは、ニューポート・ニューズ造船所の品質保証チームによって欠陥が発見され、それが司法省への通告を促し、溶接品質に関する広範な調査につながったと報じた。ニューポート・ニューズ社のジェニファー・ボイキン Jennifer Boykin社長がLinkedInで発表した9月27日の声明によると、今年初め、ニューポート・ニューズ社の品質保証チームが規格外の溶接を発見し、海軍と司法省の両方に手順違反を報告した(12
USNI News が入手した2024年10月3日の海軍長官カルロス・デル・トロ Secretary of the Navy Carlos Del Toro氏宛の書簡によると、下院軍事委員会 House Armed Services Committeeの上級委員は、HIIのニューポート・ニューズ造船所で組み立てられた潜水艦と航空母艦の溶接で発見された問題を海軍に詳しく報告するよう求めている。HASC のリーダーたちは、デル・トロ氏に対し、ヴァージニア造船所の造船業者が行った疑わしい溶接不良の範囲、海軍と HII が疑わしい作業を検査し修正する計画、そして“海軍がHII-NNSによる故意の溶接不良を知ったときの詳細なタイムライン”について詳細を述べるよう求めている、と手紙には書かれている
USNI Newsが入手した2024年10月3日付の書簡によると、カルロス・デル・トロ海軍長官は下院軍事委員会に対し、HIIのニューポート・ニューズ造船所で就役中の3隻の艦艇と未納入の23隻の艦艇の溶接不良疑惑について“海軍はあらゆる法的選択肢を検討中”であると述べた。さらにデル・トロ氏は委員会に対し、“この件は契約違反や虚偽の申し立ての可能性を調査するため司法省に照会されている”と述べた。ネイヴィー・タイムズ紙は金曜日、デル・トロ氏からのメッセージを初めて報じた。HIIは、潜在的な調査について尋ねられた際、USNIニュースを司法省に照会した。この手紙は、今週、デル・トロ氏に、HIIのニューポート・ニューズ造船所の造船所労働者が適切な手順に従わずに行った航空母艦とヴァージニア級およびコロンビア級潜水艦の複数の溶接について委員会にさらに情報を提供するよう要請したHASCの要請と同じ日に届いた。“NNSは、溶接手順に適切に従わなかった溶接工が問題に関係していると報告している…本日現在、海軍はこの溶接欠陥の影響を受ける現役艦艇3隻を特定している。USSジョージ・ワシントン George Washington(CVN-73)、USSハイマン G. リッコーヴァー Hyman G. Rickover(SSN-795)、USSニュー・ジャージー New Jersey(SSN-796)」とデル・トロ氏は書いている。“海軍海上システム司令部 Naval Sea Systems Commandは、溶接部は船舶の安全性や運用に影響を与える部品やシステムではないと評価した。海軍海上システム司令部は…船舶の運用は安全であると判断した。”デル・トロ氏は、ヴァージニア級2隻とジョージ・ワシントンに加え、海軍海上システム司令部は23隻の新造船と航空母艦の中間燃料補給とオーヴァーホール mid-life refueling and overhaul中の溶接部を評価中であり、2024年10月中旬までに評価を完了することを目標としていると述べた。デル・トロ氏は、溶接部の欠陥が疑われることを最初に知らされたのは9月24日だったと述べた。海軍研究開発調達担当次官ニコラス・ゲルティン氏 Assistant Secretary of the Navy for Research, Development and Acquisition Nickolas Guertinは、デル・トロ氏と海軍作戦部長リサ・フランチェッティ大将 Chief of Naval Operations Adm. Lisa Franchettiに宛てた2024年9月24日のメモで、手続き違反の性質上、海軍海上システム司令部は司法省に通知したと記している。海軍海上システム司令部が最初に問題を発見し、海軍に報告した時期は不明である。今週初めの声明で、HIIはUSNI Newsに対し、“一部の溶接工が一貫して手順に従わなかったことが判明したため、当社は手順に従い、顧客や規制当局と適時に連絡を取り、海軍とともに問題に取り組み始めました”と述べた。デル・トロ氏は追加検査を命じ、造船所は溶接工のトレーニングを強化していると述べた。“契約で義務付けられている造船所側の品質維持の失敗に深く失望していますが、私の最優先事項は船員とプラットフォームの安全を確保し、議会と米国民と透明性を持ってコミュニケーションをとることです”と同氏は書いている
HIIのニューポート・ニューズ造船所で建造された航空母艦と潜水艦で発見された不審な溶接部の責任は20人未満の造船所労働者にあると、同社幹部は2024年11月1日の同造船所の業績報告の電話会議で述べた。 同社の幹部らは決算発表で、フォード級やニミッツ級の航空母艦、コロンビア級やヴァージニア級の潜水艦で行われた疑わしい溶接は、造船所の少数の作業員によるものだと主張した。“これはプロセスの問題です。影響を受けたのは、溶接工場内のごく一部の溶接工とごく一部の溶接です”と、HIIのCEO、クリストファー・カスナー Christopher Kastner氏は決算発表で述べた。“当社は、問題の範囲を限定し、解決するために顧客と緊密に連携しており、非常にスマートに解決できると考えています”疑わしい溶接部は、ニミッツ級航空母艦ジョージ・ワシントン(CVN-73)、ヴァージニア級攻撃型潜水艦ハイマン G. リッコーヴァー(SSN-795)とニュー・ジャージー(SSN-796)、およびヴァージニア造船所で建造された最大23隻の艦船で発見された。海軍と造船所は溶接の問題の範囲の調査を続けている。海軍当局者はUSNI Newsに対し、数万箇所の溶接部を検査する必要があると語ったが、修理ややり直しが必要な箇所がいくつあるかについては明らかにしなかった。海軍海上システム司令部の職員らが今週、議会を訪れ、議員らにこの問題の程度について説明していたことを、国防当局者2人がUSNI Newsに確認した。議員らは海軍に対し、問題の深刻さ、海軍が問題を知った時期、そしてこの作業に関する司法省の継続中の調査の範囲について最新情報を求めた。木曜日の声明で、海軍の広報担当者はUSNI Newsに対し、“海軍はHII-NNSの初期溶接評価を継続的に監督し、独立して検証しています。評価は約90%完了しています。現在までに5隻の艦艇が完全運用の安全が確認されています”と語った。 電話会議の後半で、同社幹部は、2024年初めに配備される予定だった潜水艦17隻の海軍契約の交付が遅れたため、今年の利益見通しを引き下げた

Newport News Shipbuilding Aircraft Carrier Update: March 2024. HII.
↑Northrop Grumman Newport News aerial of 900-ton crane.
↑Northrop Grumman Newport News aerial view North looking South.
↑Newport News, Va. (March 29, 2006) - The signal bridge is lifted off of the island of the Nimitz-class aircraft carrier USS Carl Vinson (CVN-70) as the ship goes through its refueling complex overhaul (RCOH) at Northrop Grumman Newport News shipyard. RCOH is an extensive yard period that all Nimitz-class aircraft carriers go through near the mid-point of their 50-year life cycle. During RCOH Vinson's nuclear fuel will be replenished and the ship's services and infrastructure will be upgraded to make her the most state-of-the-art aircraft carrier in the fleet and prepare for another 25 years or more of service. U.S. Navy photo by Photographer's Mate 3rd Class Matthew Todhunter. (RELEASED)

↑NEWPORT NEWS, Va. (June 22, 2017) - A crane moves the lower stern into place on the nuclear-powered aircraft carrier USS John F. Kennedy (CVN-79) at Huntington Ingalls Shipbuilding in Newport News, Va. John F. Kennedy is the second Gerald R. Ford-class aircraft carrier which is now 50 percent structurally complete. U.S. Navy photo. (Released)
↑Newport News Shipbuilding and Dry Dock Company, Newport News, Virginia. Photograph of the shipyard's waterfront, showing warships fitting out circa mid-1904, published on a color-tinted postal card by the Detroit Publishing Company. USS Virginia (Battleship # 13) is in the foreground. Those in the left background are USS West Virginia (Armored Cruiser # 5) and USS Maryland (Armored Cruiser # 8), one with four smokestacks installed and the other with three. Note the large number of sailing vessels in the right distance, and the message (dated 15 October 1906) written in the card's margins. Courtesy of Carter Rila, 1986. U.S. Naval Historical Center Photograph.


※非公式にブルックリン海軍工廠 Brooklyn Navy Yardとして知られている。ニュー・ヨーク海軍造船所は、またニュー・ヨーク海軍工廠 New York Navy Yardや合衆国海軍工廠、ニュー・ヨーク United States Navy Yard, New Yorkと、時代によって公式名称が変化していた。以前のニュー・ヨーク海軍工廠は、ウォーラバウト盆地 Wallabout Basinにおけるイースト・リヴァー East Riverのブルックリン Brooklyn側の2.72qの北東にあった。3つの埠頭があり、G. J. & K. These埠頭は、ニュー・ヨーク市所有で改装や修理のためにSeatrain Shipbuilding & Coastal Drydock & Repair Corporationによって使用されている。MLWに全長106.68m〜271.27m、高さ3.04m、吃水7.62m〜12.19mの10のバースがある。海軍工廠は、ウォーラバウト湾 Wallabout Bayにある。海軍工廠は1801年に政府によって設立された。1814年に進水したロバート・フルトン Robert Fultonの設計した戦闘外輪蒸気艦フルトン Fultonが有名。南北戦争時に、従業員に6,000名に膨れ上がった。第二次世界大戦の前日に、海軍工廠は8kmを超える舗装道路によって横切られ、99.36m〜213.36mまでの4つの乾ドック、2つの巨大なスチール船台、および6つの大きなポンツーンと引き揚げ作業のための円筒形のフロートを含んだ。たくさんの鋳造工場や機械工場及び倉庫に加えて、それは海兵隊員用、発電所、大きな無線局および支線のためにバラックを所有。1938年の海軍工廠は約1万名の従業員になった(それのうちの、3分の1はWPA労働者であった)。1952年9月〜12月にアメリカの最初のアングルドデッキ航空母艦として、アンティータム Antietam(CVA-36)の改装が行われている。海軍工廠は1966年に閉鎖された。閉鎖後10年以内に、それは民間工場と商業地区になった。現在、ブルックリン海軍工廠地域開発会社 Brooklyn Navy Yard Development Corporationは、ニュー・ヨーク市の所有(1967年5月22日に同造船所をニュー・ヨーク市が買収することで合意に至る)。海軍工廠、都市の主要な工業団地は3,500名を超える従業員と200を超えるテナントを持っている
ニュー・ヨーク海軍造船所は、閉鎖されて以来複数の映画やドラマ、TVゲームやライヴにも登場。1949年の映画「On the Town」は造船所にて撮影。2013年11月10日〜11日、歌手のレディー・ガガ Lady Gagaがアルバム「Artpop」のために主催したプロモーション・コンサート「ArtRave」が、ブルックリン海軍工廠のダッガル・グリーンハウス Duggal Greenhouseで開催された。1号乾ドック Dry Dock 1は2015年、番組制作会社ワーナー・ブラザース・テレビジョン・ディストリビューションのTVドラマ「GOTHAM/ゴッサム Gotham (Season 1, Episode 8)」撮影用に用いられる
↑New York Navy Yard, Brooklyn, New York. Aerial photograph, taken 9 March 1944. USS Missouri (BB-63) is fitting out in the center. Carrier at the bottom is probably USS Bennington (CV-20). U.S. Naval Historical Center Photograph.
※ニュー・ヨーク海軍工廠では第二次大戦中、同盟国の艦船も修理や改修工事を行った。下の画像は1943年10月10日にニュー・ヨーク海軍工廠にて改修工事が完成したフランス海軍戦艦リシュリュー Richelieu

↑Image courtesy of Shipbucket.


※デラウェア州 State of Delawareのウィルミントン Wilmingtonのハーラン&ホリングスワース造船所 Harlan & Hollingsworth shipyardの社長ヘンリー G. モース Henry G. Morseが立案した。アンドリュー・メロン Andrew Mellonとヘンリー・フリック Henry Frickの財政援助によって、モースは最先端の造船所を建てることを試みた。それが、元来、スタテン・アイランド Staten Islandに置かれる事を意図していたので、彼は会社をニュー・ヨーク造船所と名付けた。1899年に命名。ニュー・ヨーク造船所は1900年に開いた。この造船所は、当時、最も効率的な造船所とした5つの特徴がある。第一にテンプレート・システム template systemを使用(組み立てとアセンブリが別々にされること)。第二は、全ての大部分がプレハブ方式。第三に、オーヴァーヘッド・クレーンは効率的な動きのために造船所内で、どこでもコントロールできた。第四は造船所は、悪天候によって作業遅延を避けるために覆われていること。第五は、進水前に艤装が完遂されることである。最初の船である商船ダラー Dollarは1901年に進水した。第一次大戦前の間に建造されたので有名なのは、ガルフ・オイル Gulf Oil向けのタンカー群。そして、ニュー・ヨーク造船所最初の軍艦である装甲巡洋艦ワシントン Washington(ACR-11)だった。最初のド級戦艦であるミシガン Michigan(BB-27)の成功は、ユタ Utah(BB-31)アーカンソー Arkansas(BB-33)、およびオクラホマ Oklahoma(BB-37)を含む戦艦など一連の契約をもたらした。1914年までに、ニュー・ヨーク造船所(NYS)は海軍艦船建造にてリーダー的存在になった。第一次大戦時にmiddle yardとsouthern yardを建設する工事によって世界で最も大きな造船所になる。これらの追加分は、民間と海軍の艦船建造命令の増える残務のため必要であった。第二次大戦において同造船所が戦時体制に入るのはあまりにも遅く、戦艦オクラホマ、アイダホ Idaho(BB-42)コロラド Colorado(BB-45)を含む多くの艦船は、第二次大戦中に完成。この間、NYSによって建造された最も有名な艦は、サラトガ Saratogaであった。元来、巡洋戦艦(CC-3)として予定されていたが、海軍の軍備を制限する“ワシントン条約”に従って航空母艦(CV-3)に改装された。ニュー・ヨーク造船所が、絶えず増大する労働力を集めて、収納するために設計されたコミュニティを建て始めたのはまた第一次大戦時あった。フェアヴュー Fairviewとして今日知られているヨークシップ・ヴィレッジ Yorkship Villageは、このタイプの自己完結型の例であった。第二次大戦時に、ニュー・ヨーク造船所は26隻の大型戦闘艦艇を建造した。2隻の駆逐艦母艦、3隻の水上機母艦、1隻の工作艦、8隻の軽巡洋艦、9隻の軽航空母艦、2隻の巡洋戦艦、および1隻の戦艦がこの数の内訳。全部で、海軍のためにNYSによって建造された70隻の艦船が第二次大戦時に作戦を行った。この数は1942年の間にNYSで組み立てられた148隻の揚陸艇(歩兵揚陸艇(LCI)と戦車揚陸艇(LCT))を含まない。ニュー・ヨーク造船所は、最初の43年の間は民間船の主要な建造所であった。軍への提供は、第二次大戦の間の海軍の戦闘用艦艇の生産にその施設全体の変換を必要としていた。1942年3月15日から1943年3月15日までの期間に造船所は、$217,000,000総計相当の新しい海軍艦船を建造した。これらは12,000tから35,000tの戦闘艦艇から成った(それは、契約受け渡し日の8ヶ月〜13ヶ月前で完遂された)。戦争中、ピーク生産期間に、30,000以上の男女がニュー・ヨーク造船所で雇用された。大戦後、一連の原子力潜水艦と最初の商業用の原子力船であるP2-N1-MA40a型貨客船サヴァンナ Savannah(MAハル55)を建造することによって、ニュー・ヨーク造船所は原子時代を迎えた。攻撃航空母艦キティ・ホーク Kitty Hawk(CVA-63)を建造する契約は、しばらく造船所経営を続けられたけれども、軍との契約が1960年代半ば切れ、会社は続くことができなかった。造船所最後の艦船、原子力攻撃型潜水艦ガードフィッシュ Guardfish(SSN-612)は1967年10月に完成し、それから、ニュー・ヨーク造船所は廃業状態になった
↑Inscription: "Bird's Eye View of New York Shipbuilding Corporation, Camden, N.J." Copyright 1921, this view shows all the elements of the World War I expansion, as well as Yorkship Village rising from the former Cooper farm at top center. Image courtesy of YORKSHIP.
※以下の画像とアイコンは、帝政ロシア海軍は最初の弩級戦艦を建造するため、イギリス、ドイツ、イタリアなどの外国造船所に技術協力を求め、1907年に国内も含め27社51種の設計案を受ける。この時、ニュー・ヨーク造船所もこのコンペティションに参加。1907年8月20日にこの設計案を提出。奇抜な主砲塔が特徴(3砲身中、中央砲身が一段高い)。結局、ロシア国内での設計、建造に落ち着いた

↑Image courtesy of Shipbucket.
※同社は、1921年5月に日本からの依頼で、以下の艦も建造した
日本海軍給油艦神威

↑Image courtesy of ja.wikipedia.org.


※イギリス時代の1767年11月1日に、商人で船のオーナーであるアンドリュー・スプローウル Andrew Sprowleは、エリザベス川 Elizabeth Riverの西岸にゴスポート造船所 Gosport Shipyardを設立。造船所が創立され、海軍および商業造船所の両方として栄えた。アメリカ独立戦争が、1775年に始まったとき、アンドリュー・スプローウルはここから逃れる。彼の所有物は、ヴァージニア州が没収。ヴァージニア州が運営するも1779年に造船所はイギリス軍の焼き討ちにあう。ノーフォーク海軍造船所は、アメリカ海軍最古の造船所であり、東海岸の最大の造船所である。ゴスポート Gosportは1862年にノーフォークと改名される。造船所は、アメリカ合衆国軍(北軍)がアメリカ連合国軍(南軍)から奪還したときに、海軍工廠ノーフォーク Navy Yard, Norfolkと改名。1929年にはノーフォーク海軍工廠、ポーツマス Norfolk Navy Yard, Portsmouthと改名、1945年にはノーフォーク海軍造船所 Norfolk Naval Shipyardと改名している
※1794年から1799年に、フリゲイト・チェサピーク Chesapeakeコンスティチューション Constitutionの同型艦と、独立戦争後に海軍のために建造された最初の6隻の艦船は、ここで建造。造船所は1953年に最後の艦船、木製の掃海艇を竣工するまで100以上の艦船を建造した。アメリカ連合国海軍の砲郭装甲艦ヴァージニアもここで改装した。海軍の戦艦テキサス Texasは、1889年から1892年にここで建造。海軍最初の航空母艦ラングリー Langley給炭艦ジュピター Jupiterから1919年と1922年の間、ここで改装された。造船所は、約30隻の主要な艦船を建造し、6,850隻のアメリカと連合軍の艦船を修理したときに、ほぼ43,000名の雇用労働者が第二次大戦中のピークに在籍した(1984年には海軍軍人150名、民間人13,270名)。また、20隻の戦車揚陸艦と50隻の機械化揚陸艇[内燃機揚陸艇]を建造。朝鮮戦争の3年の間に、1,250隻を超える海軍艦艇の作業を完了し、2隻の木製掃海艇を建造した。1965年の前半に、大規模なオーヴァーホールを同造船所で受ける最初の近代的な潜水艦となった原子力攻撃型潜水艦スケート Skate(SSN-578)。その時に核技術能力を達成
※2017年12月にヴァージニア州のチェサピークのMEB General Contractors, Inc. に海浜インフラ改良工事(2号、3号乾ドックの電力施設や消火システム等が対象)を$40,229,000で発注。2021年4月まで
※2020年3月30日にヴァージニア州のポーツマスのW. F. Magann Corp. に2号乾ドックで実施するケーソン交換工事を$33,233,279で発注。2023年4月まで
※2020年5月19日にW. F. Magann Corp. に4号乾ドックで実施する、北側ダクト・バンクの交換工事を$10,234,262で発注。2022年7月まで
※2020年9月4日にヴァージニア州のチェサピークのMEB General Contractors, Inc. に1号乾ドックと3号乾ドックで実施する改良工事を$43,681,000で発注。2023年6月まで
※2021年11月29日にヴァージニア州のニューポート・ニューズ Newport NewsのW. M. Jordan Co. に艦艇造修施設の工事を$22,750,582で発注。前契約はN40085-19-D-9089。オプション契約3件と修正契約1件を設定、すべて実現した場合の総額は$25,507,072。2024年1月まで(N40085-22-F-4169)
※2022年5月25日にフロリダ州のペンサコラ PensacolaのSchmidt-PRIME Group, LLCにこことNWS (Naval Weapons Station) YorktownのPublic Works Departmentにて実施する小規模建設工事に関わる、アーキテクト/エンジニアリング業務を$30,000,000で発注。2027年5月まで ※2022年7月29日にカリフォルニア州 State of Californiaのロサンゼルス Los AngelesのAECOM Technical Services, Inc. にバース40とバース41を対象とする補修工事を$91,484,397で発注。前契約は N62470-19-D-8022。2024年4月まで
※2022年9月23日にヴァージニア州のチェサピークのMEB General Contractors, Inc. の8号乾ドックで実施する建設工事を$89,411,498で発注。フェーズ1で電力設備、フェーズ2でポンプ所2ヶ所と関連構造物、Building 828とBuilding 829を設置。オプション契約分まで含めた総額は$168,758,300。2026年9月まで
※2022年9月23日にヴァージニア州のヴァージニア・ビーチ Virginia BeachのOcean Construction Services, Inc. で実施する電力設備更新工事を$12,251,279で。前契約はN40085-18-D-1158。2024年10月まで(N40085-22-C-004)
※2023年1月27日にメリーランド州 State of MarylandのHanoverのPhillips Corp., Federal Divisionでプラント機材600件を対象とする整備作業を$8,958,832で。2024年3月9日まで。オプション契約分まで含めた総額は$53,051,662、2028年9月8日まで
※2023年3月10日にウィスコンシン州 State of WisconsinのNew BerlinのKonecranes Nuclear Equipment and Services, LLCで力量175tのポータル・クレーンについて、オプション4契約分を$48,476,094で。設計、製作、組み立て、試験、納入、設置、検査を実施。累計受注額は$182,334,816。2026年11月まで
※2023年10月23日にメイン州のPittsfieldのCianbro Corp. で4号乾ドックで実施する給油施設の建設工事を$3,600,000で。Shipyard Infrastructure Optimization Program の一環。オプション契約2件($108,868,770)を含めた総額は$112,468,770。2025年12月まで
※2023年11月17日にヴァージニア州のチェサピークのMEB General Contractors, Inc. で8号乾ドックのソルトウォーター・システムを対象とする工事について、修正契約を$9,032,255で。2026年9月まで
※2024年1月26日にメリーランド州のHanoverのPhillips Corp., Federal Divisionでノーフォーク海軍造船所のプラント機材を対象とする予防整備・調整整備・較正などについて、オプション1契約分を$9,601,616で。副契約社としてオハイオ州 State of OhioのCarrollのDelta Hとワシントン州SpokaneのMachine Tool Serviceが参画。2025年1月まで。オプション契約すべてが実現した場合の総額は$53,051,662。2028年9月まで

↑PORTSMOUTH, Va. (May 12, 2021) - The aircraft carrier USS Harry S. Truman (CVN-75), right, passes the aircraft carrier USS George H. W. Bush (CVN-77) as it departs Norfolk Naval Shipyard after completing a 10-month regularly scheduled extended carrier incremental availability. During the availability, Truman underwent maintenance, repair and inspection of various equipment to include engineering, combat systems, aircraft support, and nuclear propulsion. (U.S. Navy photo by Mass Communication Specialist 2nd Class Steven Edgar)


※ノース・カロライナ造船所 North Carolina Shipbuildingは、1941年にニューポート・ニューズ造船所 Newport News Shipbuildingが海事委員会から$20,000,000を投じて6つの船台を建設した、9つの緊急造船所の一つである。その6つの船台は、造船所拡大の第2波で9つの船台に増やされた。ノース・カロライナ造船所は、ピーク時には15,000名を雇用し、EC2-S-C1型貨物船“リバティ・シップ”の造船所の中では最も生産性が高かった。第二次大戦後には1950年代に閉鎖されるまで待機造船所として確保されていた。現在の港湾施設がある場所にあった。Googleで上空から見たサイトはこちら

↑SS Zebulon B. Vance launching, 6 December 1941, the first ship to be completed at North Carolina Shipbuilding, Wilmington, N.C. Photo by Pennington Flying Service, University of North Carolina at Wilmington. Image courtesy of NavSource.


Update 24/11/09